地域団体の紹介

神戸地域<湊川隧道保存友の会>

湊川隧道保存友の会、地域で守る登録有形文化財

湊川隧道保存友の会
会長 渡邉 保さん(兵庫区)

 「湊川隧道」は、国登録有形文化財に指定された日本最初の河川トンネルです。明治34年より約100年間、市民を水害から守る役割を終えましたが、有識者より高い歴史的・技術的価値が認められ平成13年に地元住人ら約150名が集まり「湊川隧道保存友の会」を発足しました。毎月第3土曜日には一般公開やイベントを行い、明るく楽しい音楽が隧道内に響き渡ります。1・17では鎮魂の竹灯籠、6月には地元中学校の演奏会、11月「土木の日」には通り抜けが行われます。「神戸新鮮市場」等と共催の新湊川祭りではスタンプラリーを取り入れ地域活性化の工夫も凝らしています。これからも湊川隧道を“地域の宝”として多くの方々に関心を持ってもらえるよう活動に取り組んでいきます。

お問い合わせ先

湊川隧道保存友の会 市成
TEL:090-5255-6288

阪神北<川西里山クラブ>

「日本一の里山」と市民との共生をめざして

川西里山クラブ
会長 辻本 哲(川西市)

 平成17年に設立された川西里山クラブは、日本一の里山と呼ばれる川西市黒川地区内の妙見の森を拠点に森林保全・整備、森林を通じた歴史・文化の伝承や地域交流などを活発に行うボランティア団体で平成22年に兵庫県くすのき賞を受賞しています。当クラブは、活動中に絶滅危惧種のエドヒガン桜の群落を発見し、苗木の育成や周辺整備のほか市民参加の植樹やPR活動を展開しました。その成果もあり同群落は、平成23年に川西市の天然記念物に認定されています。また、平成20年度に始まった小学4年生の里山体験学習に、当クラブが参画しています。参加した子どもたちは、里山保全の大切さを家族に伝えるなど、子どもたちの自然に対する豊かな心を育んでいます。

お問い合わせ先

川西里山クラブ 辻本
TEL:072ー794ー3203

北播磨<味彩会>

コミュニティレストラン「誉田の館・いろどり」

味彩会
顧問 小林 千津子(小野市)

 「誉田の館・いろどり」は市内7つ目のコミュニティレストランとして、平成26年3月30日にオープンして今年で6年目を迎えることができました。施設が建つ周辺は、古くから誉田(よでん)とよばれ下東条中学校が建っていました。地域は、小田城や豊地城と築城跡があり建物もこれをイメージして建てられました。眼下には東条川が流れ、おいしい東条米が取れる田畑が広がっています。地元の主婦が構成する「味彩会(あじさい会)」会員14名が旬の食材をふんだんに使った手作り料理やお弁当土日にはパンも焼いています。カレーパンがとても人気です。四季折々の風情とお料理をお楽しみにお越しください。

お問い合わせ先

誉田の館・いろどり
TEL: 0794-60-4717

西播磨<坂越のまち並みを創る会>

北前船寄港地坂越浦 日本遺産追加認定のあゆみ

坂越のまち並みを創る会
会長 門田 守弘(赤穂市)

 私たちの会は、平成27年7月1日より廻船の勉強を始めました。活動のきっかけになったのは「旧坂越浦会所」にある1枚の写真です。発行元である旧余市福原魚場に問い合わせを行い写真に写っている内容についてお話しを承りました。 このように、先人が残してくれた歴史をひもとき、文化財を保存から活用の時代へと挑んだ市民活動の物語がごく自然なかたちで生まれ、その流れの中から多くの方々の協力を得ることができ、日本遺産追加認定のあゆみへと導かれたのです。 日本遺産追加認定までの約3年間の歳月のなかから学んだことを大事にしつつ、身の丈にあった、日本一美しい住み家、坂越浦をめざし続けます。

お問い合わせ先

坂越のまち並みを創る会 門田
TEL:0791-46-8088

丹波<兵庫県丹波篠山デカンショ節保存会>

歌いつがれる丹波篠山の文化・伝統

兵庫県丹波篠山デカンショ節保存会
会長 山田 良一(丹波篠山市)

 デカンショ節は江戸時代の民謡「みつ節」が起源と言われ、時代ごとの丹波篠山の風土や名所、名産品などが歌詞に盛り込まれているのが特徴で、平成27年には、そのデカンショ節をストーリー化したものが日本遺産に認定されました。毎年8月15・16日に開催される「丹波篠山デカンショ祭」に向けて公募から選ばれる「日本デカンショ節大賞」では、その時代に合った新しい歌詞が生まれており過去から現在、そして未来へ歌いつぐデカンショ節のさらなる進化をめざしています。また保存会では、一般の方や子どもたちが踊りや楽器を体験できる「デカンショ楽習」を行い、楽しみや親しみを持ってもらうことで、次世代へつないでいく後継者育成にも力を入れています。

お問い合わせ先

丹波篠山市商工観光課
TEL:079-552-1111(代)