KSKQ
 特定非営利活動法人 姫路自立生活支援センター
   
NO.17
      







  〜もくじ〜


 
2P ・・・ 障害者差別禁止法

 3〜5P ・・・ 神様からもらった
          長期休暇ぱーと2

         えんじょい職員新人紹介

 6P ・・・ 事務局&りぷるす
            新人紹介

 7P ・・・ いくこのページ(その2)

    8・9P ・・・ 売り物は「信念」です!

     10P ・・・ りぷるすロゴ募集

 11〜12P ・・・ ひめじ防災プラザ体験取材

 13〜14P ・・・ 実由希のホールウォッチ

 15P ・・・ えんじょい・事務局より

 16P ・・・ 編集後記



―韓国障害者差別禁止法に学ぶ―講演に参加して

 去る六月二日に西宮市民会館・大会議室で行われた障害者差別禁止法についての講演を聞きに行きました。
会場はほぼ満席でこの法律への関心の高さを感じました。
この障害者差別禁止法という言葉を正直言って講演会に参加するまで知りませんでした。
でも、この講演会では韓国の国会議員の張・香淑さんや、『DPI日本会議権利擁護センター所長』の金・政玉さんからの話で国連ではすでに二○○○年から各国に提案されていたとのお話を聞き、びっくりしました。
けれど日本では話題にもされずまだあまり知られていないような気がします。
この法律が日本で成立することがあれば、障害のある人が、平等になり、生活も変わってくるし、自立もしやすくなると思います。
そういう風になるのには、もう少し私たち当事者も運動をしていかなければならないのではないでしょうか。
そして、障害者も地域で暮らしやすくしていきたいものです。
                                  久保田穣二


障害者差別禁止法の必要性について

二○○○年十月、ワシントンに於いて障害者の権利に関する国際会議が開催されました。
同会議によると、障害者に対する差別を禁止する法律を制定している国がすでに四十三カ国以上にあるという報告でした。
これらの法律は『差別を犯罪として捉える、違反した団体・個人には罰則を科す』という厳しい内容のものです。日本では障害者基本法がありますが、一部の条文で『あらゆる分野の活動に参加する機会が与えられる』という恩恵的な表現になっています。
障害者差別禁止法(以下は差別禁止法)が障害者の地域生活や社会参加を権利として法律で保障するため、教育や就労、移動手段の提供、最低限の所得など障害を持たない人と同様に得られなければならないとされています。お隣りの国、韓国では本年、差別禁止法が制定されました。韓国の国会議員である張・香淑さんが多くの障害者団体がまとめ上げ、政府・与野党を問わず協力を呼びかけ成立にこぎ着けたそうです。
張さん自身が障害を持つ当事者であったことも、立法へ向けて大きな力になったと思われます。
日本では人権に対する考え方が確立されていない部分があります。
そんな中で男女差別雇用均等法が成立、施行され、女性の社会参加や地位向上に大きな影響があったことは周知の事実です。
今、私たちの抱える多くの問題を解決する上で、差別禁止法の立法化は避けられない重要な課題であると言えるのではないでしょうか。                                                
                                         廣内

(記事中に誤りがありましたため、当ネット版では該当箇所を訂正しています。ご了承下さい。)




神様からもらった長期休暇ぱーと2
                          文:天野弘子
私が脳性小児麻痺になったのは、出産時の事故が原因だったと聞いています。
足から世の中に出てきたらしく、頭がなかなか出なくて酸欠状態で産まれました。
「苦しくって、死ぬかと思いました」なんて、うそです。
母は苦しんだと思いますが、私には記憶がありません。確かに小さい頃は身体が弱く、病院のお世話によくなっていました。でも、中学生になった頃から元気になり、高校では「殺しても死なない」ぐらいの健康優良児になっていました。
そんな私でしたから49年間というもの、入院とか手術なんて全く縁のない人生を送っていました。
ぱーと2では、そんな健康優良児が「頚椎性頚椎症」という二次障害と遭遇し、手術を決断し、入院に至るまでの出来事や思いを書きたいと思います。
平成18年3月20日 ぐらぐらな身体、まるで鉛でもくっついてるような重くて痛い手足。消え入りそうな言葉。筋肉すべてが悲鳴を上げて萎えていく。たった1年の間に急速に変貌を遂げた私。
それでも、まだ「自分の状態を把握しておくだけでいい」と手術なんて念頭にありませんでした。
母と姉、そして介助者のDさんに付き添われ、大阪駅からタクシーで病院へ向かいました。
道中、前後左右に揺れる体を、姉とDさんに挟まれながら
「警察病院ってどんな患者さんがおるんやろ」
「そら、太陽に吠えろのボスとか、ジーパン刑事みたいな人がおるんちゃうん」
「見て見て、警察病院やなくてけ・い・さ・つ病院なんや!イメージを柔らかくしてあるんやわ」とのんきな事ばかり言っていました。
診察の順番を待っていると、脳性麻痺の患者さんとお年寄りの患者さんが、私の横を通られました。
リハビリをされていたようですが、頭の上に黒い輪っかがあり、そこから4本の棒が胸と背中まで伸びていて首が完全に固定されている感じでした。
「いったい、あれは、どうなってるんやろ。頭骸骨を貫通してるんやろか?」
「もしかして、あれが噂のハローベスト?」
「わ〜怖い」と思わず目を背けてしまいました。
診察室に呼ばれたのは、それから間もなくでした。「診察台に移れ」と言われたら私の状態は一目瞭然。
でも、先生がされた事は、レントゲンを見て、脚気の検査のみたいに両ひざを「こんこん」とされ、「両手を上げてみ」と言われただけでした。
私は「今の状態が知りたい。寝たっきりになっても、おしっこ感覚だけは残したい」と言い、母は「長い年月をかけて、やっと自分の事が出来るようになったのに」と言う憤りを語りました。
それを黙って聞かれていた先生は、「足に過剰反応があるな」「車椅子に座ってるけど、もたれてるだけやろ。座位は保ててないな」。
確かに元気な頃は緊張が強くて脚気の検査をしても、足はピクリともしなかったのに、ここ1年妙に反応が良く、少しの衝撃でも足がピコッと跳ね上がり「変やな」と思っていたし、車椅子も座っているのではなく「車椅子に身体を、はめ込んでいる」という感じでした。
“おみごと”この先生は誤魔化せない、そう思いました。
先生「このままやったら、寝たっきりでストレッチャーの生活になり、尿意も感じなくなりますよ。手術しますか?ただ、この手術は3ヶ月間首を固定するので、途中ではずしてほしいと言われても出来ませんので了承して下さい」
私 「手術したら、おしっこの感覚は残りますか?」
先生「なくなるかも知れません」
母 「少しは今の状態が改善され、座れるようになりますか?」
先生 「それは、ないと思ってください」
姉 「良くなる可能性は?悪くなる可能性は?」
先生「悪くなっても良くはならないです」
沈黙している私たちを尻目に、先生は空ベットの確認。
先生「今やったらベット空いてますわ、どうします」
私 「仕事の事もあるので帰って相談してきていいですか?」
先生 「仕事?あなたが絶対いないとだめなんですか?今日はご家族全員で来られているんでしょう。待合室で相談して結論を聞かせてください」
「なんでやねん」しても、しなくても同じ。リスクしかない様な口ぶりなのに、妙に急がせる。
順番を待っている患者さんたちの中で、家族会議は始まりました。
母 「なんで、もっと早く言わんかったんや。こんな状態が起こる事を40年前に誰も教えてくれへんかった。がむしゃらに訓練してきた結果がこれでは悲しい」
姉 「そんなこと誰にも分からんかった事や。がむしゃらでがんばったから、充実した弘子の50年があるんや。これからどう生きるかやろ」
私 「近い将来こういう状態になるかも知れないと覚悟はしてたけど、ちょっと急激過ぎたかな。けど、姉ちゃんが言うように、訓練も、これまでやってきたこと全部後悔なんか少しもしてへん。寝たっきりになるかも知れへんけど、私、あの先生の事、信頼できるからお願いしようと思う。「手術しても悪くなっても良くならない」と言いながら、こんなに急がされるのは「今しかない」と言うことやと思うんや」
母も姉も同感でした。どんな状態になっても「あの時、手術しなければ良かった」この言葉だけは言わないでおこうと約束して、観衆の中での小さな家族会議は終わりました。
いっぱいいっぱい考えたようで実は頭真っ白というなんとも奇妙な興奮状態の中で、あれよあれよと言う間に検査入院の日が23日に決まりました。
手続きや検査を終え、なぜか某デパートの展望喫茶でケーキを食べ、お尻が痛いといって手すりにぶら下がり「都会やな、高いわ。ビルも値段も!!」と訳のわからない事を言い「もう、この景色はみられないだろうな」と内心思いました。
自宅に着いて職場の人と夕食を食べに行きました。食べている途中に涙が出てきました。
別に悲しかった訳ではありません。きっと、緊張の糸が切れたのだと思います。
鼻水すすりながらの熱いうどんの味は一生忘れないと思います。
3月23日に2日間の検査入院、のつもりが、「検査が終わったらすぐ手術するから」 と先生に言われ、そのまま入院する事になりました。
家族は大慌てで準備をしボストンバック2つを抱え持ってきました。が、しかし、「ごめん。申し訳ない、ベットに空きが無い。帰って」家族一同唖然。
多分、先生は出来るだけ早く手術をしたいと思われていたのでしょうが、真相は分かりませんが、きっと婦長さんに怒られたに違いありません。
すごくマイペースで一見クールに見える。だけど、本当はとても熱い先生。
「ラブリー原田」と私たちはひそかに呼んでいました。
次回は、写真を交えて警察病院での1ヶ月をご紹介したいと思います。
おもしろいよ。きっと・・・






えんじょい職員新人紹介


名前 寺田 守 

血液型A型

生年月日 S50.10.14

身長180cm・体重55kg

今までは私の実家、宍粟市にある身体障害者の入所施設で生活のお手伝いをしていました。
山の中から姫路の街中へ引っ越して、心機一転「えんじょい」の職員として痩せる思いで力を注いでゆきます。    
皆さん、よろしくお願いします。


ちょっとお知らせ♪

小規模作業所・「りぷるす」は、パソコン業務が主な仕事で、この「ぴーぷるねっと」作成もしています。
ホームページ作成から各種入力・印刷を請け負いますので、「季節の挨拶ハガキを作りたい!」「お気に入りの写真で自分だけのアルバムを作ってみたい!」等のご用があれば、個人・団体問わず、まずは最後のページに記載されている連絡先までご相談下さい。
お仕事、待ってまーす!






事務局&りぷるす職員新人紹介

名前  是川 宣美

生年月日 昭和56年9月17日

血液型  O
今まで、働いてきた職場は、病院で介護をしてきました。病院と作業所では、全く違う雰囲気で老人の方の介護がほとんどでした。身体障害者の方とあまり触れ合った事がなく、とまどう毎日ですが、所員さんの心が分かり、信頼されるように頑張りますので、よろしくお願いします。

名前: 小幡 香住
血液型:B型(妊娠するまではO型と信じて生きてきました。)
趣味:ショッピング、旅行
毎日、ドキドキ、ワクワクしながら過させてもらっています。年齢のせいもあり、1日があっという間に過ぎてしまいます。 (^^)
私なりに精一杯頑張りますので未熟者でありますが、どうぞよろしくお願いします。m(^_^.)







いくこページ(その2

りぷるすで手芸をしたりお習字をしたりしています。手芸でお花のキットを作りました。お花はり
ぷるすで作り、カゴはルネスの手芸教室で作りました。ルネスの手芸では、イルカも作りました。
お花はワイヤーに小さなビーズを通すのが難しかったけど、だんだん慣れてくると簡単に小さな
ビーズが通るようになりました。カゴを作る時は糸を交差させてビーズに通したり、同じところに
繰り返し糸を通す作業があって難しかったです。花びらを作る時はワイヤーをビーズの中に通す
のが固くて難しかったです。ワイヤ−を引っ張ろうとすると手がすべって自分一人では出来なか
ったです。早く一人で出来るようになりたいです。ルネスの手芸教室でイルカを作ったけどイルカ
もお花のカゴと一緒で難しくて一人では出来ませんでした。職員さんに手伝ってもらいながら完成
しました。毎月第4金曜日にしている料理について、さつまいも大福は失敗でした。コーンスターチ
と白玉粉がべちゃべちゃして食べにくかったです。炊き込みご飯はささみを切るのが硬くて難しか
ったけれどもなんとか切れました。こんにゃくはぬるぬるして手をきりそうだったので切ってもらい
ました。こぼうを入れたら美味しいかな〜と思いました。とても美味しく出来ましたよ。


機関紙の表紙は今回私が初担当しました。詩を習字で書いてみると長いのは苦手で・・・。短い詩でも間違えてしまう事も時々あります。長い詩を書くのが難しかったので私の好きな夏の花、向日葵を漢字で書いてみました。
B4の紙に書くのはちょっと難しかったけれど、なんとか漢字で向日葵と書けました。自分で考えた詩をここに載せます。







     売り物は「信念」です!「ケアショップ・ニシキ」


                                      飛田みづえ


ぴーぷるねっとにいつも広告を出して下さるお店「ケアショップ・ニシキ」。
今回は、このお店を取材・紹介させていただきます。
5月に移転したばかりだという新店舗で、社長の松山さんにお話を伺いました。

『「ケアショップ・ニシキ」は、介護認定を受けた方(高齢者)を対象に、住宅改修や福祉用具のレンタル・販売を主にしています。もちろん障害者の方も対象です。基本的にケアマネージャーから依頼があった方に対して、自立支援をしていますが、個人での利用者さんもおられます。
この仕事を始めたきっかけというのは、私は、もともと社長になりたかったんですね(笑)。それまでサラリーマンをしていたんですが、人と話すことが好きで、近所のお年寄りの話を聞いたり、相談に乗ったり・・・そうしているうちに、この方たちが元気で長生きしてもらえるような・・・地域密着型の仕事ができないだろうか?
そういう思いがふくらんでいったんです。
実は介護保険が始まる以前より、私の義兄が名古屋で「ケアショップ・ニシキ」をやっていて、自分のやりたいことと、義兄がやっていたことが同じだったというか・・・。
それで思い切って脱サラしてこの世界に飛び込みました。
義兄に様々なノウハウを学ぶことができたのが、自分にとってのラッキーでした。
 6年前、姫路で「ケアショップ・ニシキ」を立ち上げた当時、ケアマネージャーを通じて利用者さんに必要な品物を提案させていただく営業をかけていたんですが、ケアマネージャーも「値段」が一番だったんですよ。同じものでも「ニシキ」は高い、と・・・。
で、「事業所選択は値段ですか?」と言ったことがあります。
高い安いではないんです。お金儲けは確かに大事ですが(笑)そうじゃないでしょ?「必要かどうか。」なんです。
例えば、初めての利用者さんで、ご本人もそのご家族も、福祉用具にどんな物があるのか分からず不安なので、カタログだけをとりあえず欲しい、と言われる方がおられます。しかし、「ニシキ」はカタログだけをポンと渡して品物を買ってもらう、と言うことは「決して」しません!
必ずケアマネージャーと一緒に依頼のあった利用者さんを訪問し、その方の身体状況や能力、住宅環境を見させていただきます。その上でご本人やご家族に話を聞き、いろいろと提案して信頼関係を築いていきます。
利用者さんの言う通り物を売るのは簡単ですが、それでは売った物が有効に使われているかがどうかわかりません。
シャワーチェアー一つ納品するのでも、デモを重ね3回は利用者さんを訪問します。
アドバイザーとして、何がその利用者さんに本当に必要なのかを見て、安全な生活を過ごしていただけるようにします。
ですから「ニシキ」は、商品納品後のアフターフォローが本当の仕事になると言えるでしょう。
そういう「ニシキ」の信念を分かって頂くまでにずいぶん苦労して、現在に至っています。』

こう熱っぽく語ってくださった松山さん、誠実であたたかく、気骨のあるお人柄を感じさせて下さいました。



             Q&Aをまとめてみました!
Q.よく出る商品、オリジナル商品等はありますか?

A.何度も言うように、うちはまずその方の生活環境や身体的状況を見させていただいてから、本当に必要な物を提案していますので、正直これです、と言う物はないんですよ。
強いて言うなら、入浴補助関連のものですね。入浴中の事故は多いんですよ。オリジナル商品としては、浴槽のふちに腰掛けることのできる入浴台ですか。ヒノキでできています。
ディサービスにフィッティングにいくとステッキやシューズ類が売れます。シューズの形もおしゃれな物が多くなり、ステッキの柄も花柄、水玉、迷彩柄などとカラフルになりました。
Q.「ニシキ」が、アピールしたいこと。

A.「ニシキ」は10月で7年目を迎えます。メンタル的な部分で信頼される地域密着型の事業所を目指してスタッフ一同がんばっています。現在スタッフは、住環境コーディネーター3名、福祉用具専門員7名で構成されています。ケアマネージャーやヘルパーに集まってもらって、福祉用具や住宅改修が必要か等の勉強もしています。レベルを上げるためには、全事業所で取り組まねばいけないですね。




「介護保険での利用が8割5分を占めていますが、他の制度にも対応しています。高齢者だけでなく障害者の住宅改修にも対応しますのでまずはご連絡下さい。能力のある方には、寝たきり等にならないためにもその残存機能を使いながら、楽に生活が出来るような提案をさせていただきます。」

        社長の松山さんと

   1時間ほどの取材でしたが、
  とても有意義なお話が聞けました。
  この後松山さんはお仕事で雨が降
  りそうな中、飛んでいってしまいました。
  お忙しい中ご協力下さって、
  本当にありがとうございました。






この度、りぷるすでは今後リーフレットやイベントチラシなどに使用するロゴを募集します。
 ちなみにりぷるすとは、「さざなみ」という意味です。風が吹いて起きる小さな波のように、私たちの活動が障害のある人により良い環境づくりの情報発信基地になっていければと思い名づけられました。

作品は、手書きでもパソコンで作成した

ものなんでもかまいません。

ただし、白黒で使用することが多いので

サイズ・色等こちらで編集させていだたく

場合もありますのでご了承ください。

応募期限 : 平成19年9月20日

応募方法 : 郵送 ・ FAX ・ メールなど

見事採用された方には、パソコン教室チケットを3回分プレゼントします

たくさんのご応募お待ちしております。


いつも『ぴーぷるねっと』を読んでいただきありがとうございます。
紙面の中で写真など印刷の都合で「白黒で見にくい」「カラーだったらどんなんだろう?」とお思いの方は毎回機関紙発行約2ヵ月後に当センターのホームページで『ネット版ぴーぷるねっと』としてアップしています。それだとカラーもバッチリ!!
一度見てくださいね(^。^)





ひめじ防災プラザに体験取材!!

取材・文   いわみ


 











中日劇場

 名古屋市の繁華街の「栄」にある中日ビルの9階、10階にあります。客席数は約1500席で、大衆演劇、歌舞伎、ミュージカル、コンサートと様々な公演が行われています。座席ランクはA席とB席があります。料金は公演ごとに異なります。

 宝塚歌劇も毎年2月に1ヶ月公演が行われるので、タカラヅカファンにとっても馴染み
のある劇場です。

1968年にできた劇場ですから、劇場内は階段のみで、車イスでは行きにくいです。もちろん、係員の方にお願いすれば、手伝ってもらえます。
どうしても座席に移れない人は、1階席の最後部に専用スペースがあります。
また、車イス用トイレも完備されています。

耳の聞こえにくい人のために、補聴システム“アシストホーン”というのが用意されているようです。


名古屋くぅぅぅ!〜

 私は今年の4月14,15日に応援している大和悠河さんが宙組トップスターになって、お披露目公

演が大阪、東京、そして、珍しく名古屋での公演があったので、長い間会っていない

名古屋圏にいるメル友に会うために、数年ぶりに
名古屋まで遠征して来ました。

右の写真は私がタカラヅカファンになったきっかけの
天海祐希さんのファンの人たちで私が『名古屋に行く』
と言ったら15日に集まってくれて、“ひつまぶし”
を食べに連れて行ってくれました。

その前に大和悠河さんのメーリングリストで

知り合った人たちとお茶を飲んだりして、14日の夜にはまた別のメル友と呑みに行きました。

ホント、何人出会ったか、判らないほど充実しすぎた2日間でした。


★★ 感激のバリアフリールーム ★

私が今まで泊まったホテルのバリアフリールームで、一番使い易くて、ホテルオリジナルのシャンプー等にも点字が打たれてあったり、細かいところまで配慮がしてありました。私は今のところ、必要がないのですが、シャワーチェアがあったのはびっくりしました。料金は高かったけれど、中日劇場に近いこのホテルにした甲斐がありました。

この紙面にホテル名を公表できないのが残念です。
     姫路から名古屋中日劇場への行き方  
JR姫路駅から新幹線に乗ります。名古屋駅までの乗車時間はのぞみだと約1時間半、ひかりだと約2時間かかります。
JR名古屋駅からは地下鉄東山線または名城線に乗り換えて「栄駅」で降りて、地下街13番出口を出て下さい。
JR名古屋駅はとっても広くて、たくさんの路線があって判りにくいです。自分は方向音痴と思う方、お金の余裕がある方は、タクシーで行くことをお薦めします。


★車イスタクシーのある主な会社★

○中川・朝日タクシー

(052)351―7560〈リフト〉

(052)821−2345〈一般〉

○東和タクシー

(052)971−7831

○つばめタクシー

 (052)203−1212






 えんじょい


                  「う〜、あ・た・まが沸騰する」

みなさん、暑いですね。夏バテしていませんか
去年の今頃は退院を間近にひかえ、以前とまったく違う自分の身体での生活が想像出来ず不安をかかえながらも、エアコンのきいた病院で入院ライフを満喫していた天野でした。
我ながら能天気な奴だと思います。退院したら違う生き方をしようと思っていたのですが、やはり例年のごとく資金繰りに追われる毎日です。
みんな頑張っているのに「なんで、お金がないのか」自立支援法による介護費用の引き下げ、それに加え小規模作業所の補助金が半年後に半分しか入ってこない。
まじめに障害者の自立を支援しているところほど苦しいのは「おかしいよ。納得いかん」
と、愚痴を言っても仕方がないので、お金を稼ぐ事を考えよう。
私たち障害者の経験がお役に立つようなら、ぜひご一報ください。







残暑お見舞い申しあげます。
編集長の超私事ですが、なぜか結婚して3ヶ月目になります。
周りにたくさん助けていただきながらの生活で、毎日これでもかと起きる珍騒動におたおたしつつ、
楽しく過ごしていますが、一番おたおたするのは、ご飯のメニューだったりします。(苦笑)


今年は台風の上陸が多いと言われています。まだまだ油断は出来ません。
皆さん、お天気と体調には気をつけてお過ごし下さい。

「ぴーぷるねっと」に対するご意見・ご感想がありましたら、どんなことでも結構ですのでどんどんお寄せ下さい。
お待ちしています。

(by 編集長)