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兵庫県内の社会貢献企業を紹介

多様な活動資源とノウハウを持つ「企業」の社会貢献活動を促進し、「ひょうごの地域づくり活動」の輪を一層広げていくため、県内企業による社会貢献活動の実践事例や県の支援・促進施策をご紹介します。

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地域に愛されて55年「安全・安心で豊かな食卓をご家庭に」
~子どもの健やかな成長を担う食育活動~

阪神地域

事業者名 株式会社 関西スーパーマーケット
代表者名 代表取締役社長 井上 保
設立 1959年7月29日
資本金  7,277百万円
 社員数 1,156名
所在地 兵庫県伊丹市中央5丁目3番38番地
主な事業活動 スーパーマーケットチェーン、店舗賃貸業
ホームページ http://www.kansaisuper.co.jp/company/index.html
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掲載日 平成26年4月30日

株式会社 関西スーパーマーケット
   総務グループ総務チームチームリーダー 甲斐 武志 さん
   総務グループ総務チームシニアスタッフ 間 秀生 さん

さんにお話を伺いました。

 弊社の取り組みについてお聞かせください。
                                                 

 弊社は、食材を取り扱う会社スーパーマーケットを主な業務としており、お客様の毎日の生活に必要な食材の品質にこだわることは当然の指命です。品質にこだわった食材を提供するとともに、社会貢献活動を通じて地域のお客様から信頼を得たいと考えています。
  そのメインとなる活動が、『食育活動』です。「食を守る」「食を育む」「食を楽しむ」をキーワードに各種事業を展開しています。
 「収穫体験・生産地見学ツアー」では、売場の商品がどこで、どのように生産され、加工されているのかを親子で体験していただくツアーです。農家様やメーカー様の理解が得られるからこそ実施できるもので、収穫の苦労や生産する喜びを体験するだけでなく、食べ物や自然の大切さの理解につながるため、長年積極的に実施しています。
 また、「親子でチャレンジ!料理教室」は親子のコミュニケーションを楽しみながら、子どもたちへの食事への関心の向上を目指して実施しています。参加したお客様からは「好き嫌いが減った」「お手伝いするようになった」などの声をいただいています。
 ほかにも、小学3・4年生を対象とした「店舗見学」や中学2年生を対象とした「トライやる・ウィーク」なども積極的に受け入れています。店舗見学では作業場の見学をしていただくことにしていますが、なかでも冷凍庫の見学は大好評で、いつも子どもたちの歓声が響きます。
 また、「ブナを植える会」の活動に賛同し、六甲山で植樹活動を行っています。新入社員の環境教育としてスタートした活動ですが、親子を対象として参加者を募り、お客様と一緒に育樹します。木を育てることは環境保全に役立つとともに、自然を育むことで美味しいものが育つということを体感できます。山の恵みや海の恵みを受けながら食を得ているということを体験することは、食育につながると考えています。
 現在実施しているこれらの社会貢献活動は20~30年前から実施しており、企業の社会的責任が叫ばれるようになる以前から実施していたものがほとんどです。それは、弊社が提供している食材のこだわりを知ってもらいたい、関西スーパーをしってもらいたいという想いをお届けする取り組みが、現在の企業の社会的責任に当てはまった、ということだと思っています。
 これらの取り組みは、農家様やメーカー様、関係団体の皆さまとの日頃のお付き合いの中で新しい取り組みの芽が生まれることがほとんどです。先代の社長も現社長もとても活動に熱心で、何事も前向きに捉えるところがあるため、その姿勢が弊社の活動の根本にあると感じています。

活動の周知方法・広報についてお聞かせください

                         

 活動についての広報は、新聞の折り込みチラシによるものがほとんどです。弊社を知ってもらいたいという想いがありますから、地元のお客様を対象にご案内しています。
 おかげさまで好評をいただいており、楽しみにしていただいているリピーターの方もたくさんおられます。希望にはすべてお応えしたいところですが、人数に限りがあり抽選になっていることが心苦しいところです。
 活動をもっと広げていきたい、間口を広げたいと思う反面、やむを得ずお断りをしないといけないというジレンマを抱えています。

阪神北県民局との連携事業についてお聞かせください

                         

 平成24年5月より、阪神北県民局と連携した「食」と「農」の取り組みを開始しました。この取り組みは、お互いが有するノウハウやマンパワー、施設・設備を活用することでより効果的な事業展開が可能だろうとの共通認識のもと実現しました。
 事業の一つである「シニア男子の料理教室」は、年輩の男性をターゲットとしており、いつまでも健康に暮らせるよう企画しました。15名程度の方が参加され、調理に不慣れな男性にも優しいレシピを準備したり、新鮮な食品の見分け方などを学んでいただいたりしています。
 行政と連携したお互いの施設・設備を上手く活用した社会貢献活動は、弊社を知ってもらいたいという純粋な想いを地域の方にお届けすることができ、今後も展開していきたいと考えています。

AJSチェッカーフェスティバル全国大会では、御社代表が3年連続優秀賞を受賞しておられますね

  この大会は、チェッカーとしての基本技術はもちろん、お客様の多様なニーズに対応することのできる応用力や技術力が要求されます。
 各店長は、日頃の接客態度が最も優れている従業員を店舗の代表とします。そして、各店舗の代表の中から選ばれた者が弊社の代表として「AJSチェッカーフェスティバル全国大会」に出場します。
 もちろん、弊社では、この大会のためではなく、接客能力の向上を目指して、新人教育はもちろん、日頃から研修等における実務を通じて多面的に行動できる能力の育成に努めています。
 あらゆる場面でお客様と接するスーパーマーケットにおいては、『出口』における接客部門が特に重要です。
 どれほど良い商品を置いたとしても、『出口』にあたるお支払いの場面で、お客様に満足していただける接客サービスがご提供できなければ、お客様にもう一度ご来店いただくことは難しくなります。
 その能力が問われる大会で3年連続優秀賞を受賞できたことは、大変栄誉のあることであるとともに、職員の接客能力の向上につながることと期待しております。
 *AJSとは、オール日本スーパーマーケット協会の略称。本格的なスーパーマーケットチェーン(食品スーパー)を成功させるために、日本全国の情熱あふれる企業が集結した任意団体であり、1962年7月設立。(当協会ホームページより)
 

保育所の開設にも協力しておられますね

 平成23年1月、伊丹市の待機児童解消と子育て支援を目的とした保育所を、阪急伊丹駅前の弊社所有の伊丹ショッピングデパート内にオープンしました。
 この保育所は、伊丹市の次世代育成支援行動計画の一環として実施するもので、この計画に賛同し、テナント誘致を目指していた弊社の想いが合致し、賃貸借権を大きく緩和してテナント区画を提供して実現しました。
 子どもの健全な食習慣と健やかな成長を願って実施している「食育活動」も、この保育所の取り組みも目指すところは同じで、子どもの健全育成を願う弊社の日頃の活動が根っこにあります。




今後の豊富、活動の展開をお聞かせください

 時代の流れのなかで、我々業界を取り巻く環境もお客様のニーズも変化します。
 しかし、おいしいものを、おいしい産地から、お求めやすくお届けする”地域の方々のためのスーパーマーケット”として、安全・安心で豊かな食卓をお届けするという指命はゆるぎないものです。
 今後もお客様をはじめ、弊社に関連するすべての方々の信頼と期待に応じるべく、従業員の意識と知識、能力の向上に努めるとともに、社会に貢献できるよう事業を展開していきたいと考えています。

本日はありがとうございました。

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