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兵庫県内の社会貢献企業を紹介

多様な活動資源とノウハウを持つ「企業」の社会貢献活動を促進し、「ひょうごの地域づくり活動」の輪を一層広げていくため、県内企業による社会貢献活動の実践事例や県の支援・促進施策をご紹介します。

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社員の自発的な行動による活動

神戸      

  
事業者名 株式会社神戸マツダ
代表者名 代表取締役社長 橋本 覚
創業 昭和16年9月26日
資本金 1億円(2018年3月末現在)
従業員数 794名(2018年3月末現在)
所在地 神戸市兵庫区東柳原町3番10号
主な事業活動 マツダ車及びジャガー、ランドローバーの新車及び各種中古車の販売等
ホームページ http://www.mazda-hgr.co.jp
神戸マツダへ
掲載日 平成30年8月6日


     







株式会社神戸マツダ
      代表取締役社長 橋本 覚 さん 

      
      業務管理秘書室長 谷口 整克 さんにお話を伺いました。




社会貢献活動をはじめられた経緯を教えてください


 私たち神戸マツダは、2011年に創業70周年を迎えたことをきっかけに、自動車総合サービス業を通じて「お客様の幸せ」 「社員とその家族の幸せ」「協力者(パートナー)の幸せ」「地域の幸せ」 「社会・環境の幸せ」の5つの幸せを追求する取り組みを展開しています。 はじめに、会社の根幹であります「社員とその家族の幸せ」について、ふれておきます。
 当社の大きな特徴として、ディーラー業界では珍しいことですが、ゴールデンウィークや年末年始、お盆を完全休業としています。家族とともに過ごす時間も大切にするよう推進します。また女性社員の育児休業の取得率も高く、女性社員はもちろん社員の離職率が低いことが特徴です。
 その他、誕生日に社長直筆の手紙が添えられたアイスクリームのギフト券を贈っていますが、年に1度、多くの社員が楽しみにしてくれているようです。 今回は、「地域の幸せ」「社会・環境の幸せ」を中心にお話していきます。



「地域の幸せ」について様々な活動がみられますね

 ■社会見学
 明親小学校の社会勉強として、小学5年生約80名の会社見学を受け入れています。ショールームや工場、 部品倉庫を社員の説明を受けながら半日かけて見て回ります。児童たちも身近な車の部品倉庫は、興味津々で、多種多量な部品に圧倒されていました。







■避難訓練
 津波からの避難が困難と想定される地域に対し、一時的な避難施設として、本社ビル4階の屋上駐車場を津波緊急退避所に指定しています。
 今年は、近隣の松原保育所、小河保育所の0歳~6歳までの児童122名が避難訓練に参加しました。その日は、当社を開放し協力。児童たちは、 実際の経路を歩きながら確認。随所に誘導係の社員を配置し、安全に訓練できるように努めました。はじまりは、保育所からの要望でしたが、 お手伝いすることで、社員の意識づけとなるきっかけにもなりました。





■貸し教室
 地域の高齢者約30名を対象とした交通安全講習会を2012年から毎年開催しています。高齢者の交通事故が多く、1件でも減らしていきたいとの思いから、 兵庫警察署と共催で、実施しています。周辺地域では、このように大人数を収容できる場所がないので、講習会はじめ自治会や地域活動をされている方々に無償で、 会議室を開放しています。



「社会・環境の幸せ」として震災恩返しボランティアをされていますね

 震災恩返しボランティアとして注力しているのが、災害ボランティアです。阪神・淡路大震災では、本社ビルは半壊し、店舗も甚大な被害を受けました。神戸には全国から多くの人々が駆けつけ、支援をしてくれました。2011年に東日本大震災が発生し、私たちが恩返しをしないといけないと立ち上がりました。被災地は、広範囲にわたり、私たちはノウハウや経験もなく、当時、当社と同じ市制70年を迎えられた岩手県宮古市と連携をとるところから、手探りで始めました。


 発災直後には、泥かきや支援物資の仕分け、配布作業を何度も現地に入り実施。道具も不足していたので、スコップや一輪車を2tトラックに積んで、被災地に向かい、車輌ごと寄贈したときもありました。近年の活動では、人手不足が深刻な農家や漁師のお手伝いをしています。今年も5月15日から18日まで陸前高田市で新入社員研修として、恩返しボランティアを実施しました。
 また陸前高田市と連携する中で知ったことですが、非常に野球が盛んな地域だそうで、マツダオールスターゲームに野球少年とその家族約30名を甲子園へ招待しました。これは、大変喜んでいただけました。
  続けていくうちに当社の活動を知った近隣の企業から災害ボランティアの実施方法について教えてほしいとの依頼があり、協力することになりました。このように少しずつでも支援の輪が広がることは、大変喜ばしいことです。



社内的な変化や今後の活動について教えてください

 災害ボランティアについては、顕著に往路と復路で変化がみられます。復路ではやりきれなかった、もっとしたかったと心残りである思いと、日々のあたりまえにある生活やボランティアに専念できる機会を与えてくれる会社への感謝の気持ちで溢れるようです。
 ボランティアは特定の人だけでする特別な活動ではなく誰でも気軽に取り組める活動である雰囲気や風土がうまれ、浸透していることは会社においても貴重な財産であると思います。
 これからも社会貢献活動を継続していくにあたり、私たちの活動が本当に必要とされているのか、常にニーズを探らなければなりません。仕事も社会貢献活動も決して強制的なものではありません。企業として、自発的に気づき、行動できる人財を育んでいきたいと思います。





本日はありがとうございました。

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