最高の品質最高の美味しさをお届けする
~人と人、人と環境の美しいハーモニーを目指して~
事業者名 | 六甲バター株式会社 |
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代表者名 | 代表取締役会長 塚本 哲夫 代表取締役社長 三宅 宏和 |
設立 | 昭和23年12月13日 |
資本金 | 28億4,320万円 |
社員数 | 429名 |
所在地 | 本社:神戸市中央区坂口通一丁目3番13号 稲美工場:加古郡稲美町国岡260番地-1 |
主な事業活動 |
チーズ及び乳等を主原料とする食品の製造販売 ナッツ・マーガリン及びチョコレート等の販売 |
ホームページ | http://www.qbb.co.jp/index.html 六甲バター株式会社のページへ |
掲載日 | 平成27年9月7日 |
六甲バター株式会社
人事総務部 稲美総務チーム 中塚 幸司 チームリーダー
にお話を伺いました。
会社の概要と稲美工場で実施されている社会貢献活動について教えてください。
マーガリン製造工場として設立された弊社ですが、酪農国オーストラリアをはじめ、国内外から特に選び抜いた良質の原料チーズを使用し、保存料を一切使わずに、プロセスチーズを中心に生産しており、QBBブランドとして売り出してきました。
食に携わる企業として、安全で安心できる健康的な食文化の創造を使命とし、原料調達、生産、流通、販売という一連の事業活動に従事する社員一人ひとりが、それぞれ担当する業務と環境問題や地域社会との関わりの中で、社会的責任を果たしていくことが重要と考え、工場見学の受入や就業体験機会の提供等を行っています。
まず、工場見学について教えてください。
稲美工場では、コープ委員会や学校給食センターなどを、公的機関を窓口とした団体を対象に、年間約1,500名を受け入れ、チーズの歴史や栄養価、製造工程のほか、チーズの種類や保存方法といった豆知識について、施設担当者が説明します。
わかりやすくお伝えするために、2年前に説明用パネルを設置するなど、お客様からいただいたアンケート結果を踏まえながら、今後も親切丁寧に工場見学の場を提供するべく、工夫して対応したいと思っています。
次に、就業体験について教えてください。
毎年、高校生のインターンシップや中学生のトライやる・ウィークを受け入れています。
1日目の概要説明では、品質面・衛生面・安全面のほか、高校生や中学生に近い食育といった観点でも工場見学を交えながら説明し、2日目以降の作業に活かしています。
就業体験を通じて、仕事の大変さや食べていくためのお金儲けの大変さを学ぶだけでなく、仕事をする上で基本となる挨拶がけじめの時にきちんとできるように指導しており、生徒自身も体験が終わる頃には大きな声で挨拶ができるようになったことを実感しています。
そのほかの取り組みについて教えてください。
防犯活動として、社用車にステッカーを貼ったり、ジャンパーを着たりして「地域防犯パトロール」を実施しています。また、環境美化活動としては、毎月一回、工場周辺のゴミ拾いをするなど、地域住民の方々に、「六甲バターがあって良かった」と思ってもらえる会社を目指しています。
また、六甲バター株式会社では、神戸市立六甲山牧場内に六甲山QBBチーズ館をオープンし、チーズの栄養や歴史、豆知識、世界のチーズ料理、様々なチーズ情報を、パネルやサンプルを使ってわかりやすく展示し、各種イベントを開催しています。
毎年6月の第一日曜日をベビーチーズの日と定め、チーズがテーマの食育イベント「QBBフェスタ」を開催しており、今年は、六甲山牧場と共同で、楽しみながらチーズについての知識を深めてもらうため、チーズをテーマにした脱出アトラクション「カマンベール伯爵からの挑戦状」と題したイベントを開催しました。チーズの製造方法や栄養、豆知識など、仕掛けられたヒントをもとにチーズの様々な謎を解いて“脱出”を目指す体感型のアトラクションは、親子連れの参加者らを中心に好評を得ることができました。また、石窯ピザの体験や六甲山牧場ならではの各種体験イベントなど、チーズをテーマにした食育イベントも開催しました。
そのほか、神戸マラソン大会に協賛し、ランナーへの栄養補給として「QBB鉄分入りベビーチーズ」を配布するだけでなく、社員の中にはボランティアとして給水ポイントで活動する者もいます。
新たな取り組みと今後への思いをお聞かせください。
チーズを製造する過程でどうしても発生してしまうチーズのくず等の加工残渣を、豚の飼料としてリサイクル活用するという取り組みを約10年以上前から実施しています。
フィルムやアルミ箔を取り除く技術や設備が必要となりますが、工夫の範囲内で地球環境問題や資源の有効活用に貢献できていることは、大変価値があり、効果的な取り組みだと考え、様々なかたちでのリサイクル活用についても検討しています。
今後とも、食に携わる企業として、一連の事業活動を実施する上で工夫を施しながら、社会的責任を果たしていきたいと考えています。
本日はありがとうございました。