生活協同組合コープこうべ

 神戸市東灘区住吉本町3−1−19

 サービス(生協)

組合員活動を支援して、地域全体の活性化をはかる


生活協同組合コープこうべ_活動分野 生活協同組合コープこうべ_写真
組合員、職員のボランティアによる「コープの森・社家郷山(しゃけごうやま)」整備の様子

■活動内容:組合員による地域コミュニティ活動の支援、環境への取り組み

11か所に設置されている活動サポートセンターが、福祉、食生活、子育て、環境などの分野にわたり、サークル(967サークル、12,450人)やくらぶ(110くらぶ、1,207人)等の組合員が自主的に取り組む組合員活動への支援をしています。特に介護保険外の高齢者への家事支援や見守りを「コープくらしの助け合いの会」が推進しており、年間5万時間を越える活動を行っています。

また、コープこうべの運営に携わっているコープ委員(2,650人)が中心になり、学習会や催事、クリーン活動等の様々な活動を展開しています。店舗や宅配事業のステーションに併設されている組合員集会室ではレインボースクール(組合員向け消費者教育)として、毎年約100の学級が開かれ、親子一緒のカリキュラムも行っています。

中学生の就業体験である「トライやる・ウィーク」では県内144校から745人の中学生を受け入れました。1998年から計13,000人以上に受け入れをしてきたことが評価され、2010年度文部科学大臣表彰を受けました。

環境への取り組みは、レジ袋削減のためにマイバッグを持参する活動をベースに、1995年からは有料化に踏み切り、高い持参率(90.5%)を維持しています。

「企業の森づくり協定」を兵庫県、西宮市、(社)兵庫県緑化推進協会と締結し、レジ袋代金を利用して「コープの森・社家郷山(しゃけごうやま)」の森林保全整備と現地での環境学習を森林組合連合会やNPOと協力して進めています。また「環境共生型農園エコファーム」では、店舗や食品工場から毎日出る加工くずなどの有機資源を集めてたい肥をつくり、そのたい肥で野菜を育て店舗で供給しています。ここでも学習や見学を行っています。(上記の数値は2010年度末現在)


■社会貢献活動への思い

組合員の多様なくらしを反映した活動と事業を行っていくために、より広範な組合員の参加をすすめていきます。サークル・くらぶなどの自主・自発の活動に参加していただくことと、コープ委員会が主体的に取り組むことを強めていきます。

くらしの向上をめざすという生協のミッション、およびコープこうべの県内組織率が62%であることからも、生協の事業そのものが社会貢献活動と考えています。組合員の自主的な活動を支援するとともに、行政や企業、学校、NPO等との連携も必要です。最近では企業やNPOから生協へ声をかけてくれようになり、共催で子育て講座なども開いています。


■効果(やって良かった!)、今後に向けて

「トライやる・ウィーク」の受け入れに際し、店舗の職員は子ども達に教えることで、自分自身の業務や生協運動へのふりかえりの機会にもなりました。生協の事業と活動が地域の活性化に繋がっているとの実感が職員のモチベーションを向上します。

また、2011年度から新たに西宮市の委託を受けて「シニアサポート事業」を開始、神戸市の一部地域や、宝塚市との間で宅配事業を通した高齢者の「見守り事業」も始めます。


<担当者の声>

<社員等へのサポート>

<地域との関わり>

生協本来の活動が社会貢献活動であり、その原点には創設期からの組合員主婦による家庭会の活動があります。

職員の子育て支援の取り組み、次世代育成支援対策推進法に基づき、行動計画を策定、次世代認定マーク「くるみん」を取得しました。生協で働く意味・意義を実感するために職員教育の中で組合員活動への参加を促しています。

組合員からの募金(コープともしびボランティア募金)で県内のボランティア育成や活動支援に活用しています。


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