東洋ナッツ食品株式会社
社内の前庭でのアーモンドファスティバルは地域恒例のイベントになっている |
アーモンドフェスティバル |
■活動内容:アーモンドフェスティバル |
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始まりは1978年、カリフォルニアの得意先から譲り受けたアーモンドの苗木からでした。苗木は風土の違いに戸惑いながらも立派なアーモンドの樹に育ちました。アーモンドの花は3月に開花します。桜によく似た花で、早咲きの桜と間違えて、徐々に人が集まり話題に上るようになりました。当社でアーモンドの花であると説明を繰り返すうちに、珍しさも伴って口コミで見物客が増え始めました。 そこで、アーモンドの花見をオープンにして、地域の人々に喜んでいただこうと、アーモンドフェスティバルを立ち上げることになりました。初年度は2日間で1,500名だったお客様が、1990年の第5回「アーモンドフェスティバル」では、20,000以上の人が来場するようになりました。 1995年1月の阪神・淡路大震災で、3年間の中断を余儀なくされましたが、1998年には再開をすることができ、2010年で22回目を迎えることができました。 イベントの内容も年々増加し、会場であるナッツ工場に足を運んでいただけた人だけが味わえる、揚げたてアーモンドの販売や、アーモンド黄粉で食べるふるまい餅、アーモンドコロッケやナッツの食べ方提案的な飲食物の人気も高いです。工業地帯まで足を運んでくださるお客様に満足していただけるよう、社員総出で精一杯のおもてなしを心がけています。 |
■社会貢献活動への思い |
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アーモンドの花を通じてイベントを足掛け26年続けてきました。継続が信頼を得ていると実感しています。今後も末永く継続していきたいです。来場者からのアーモンドを使ったレシピ提案なども行っていきたいです。 社会貢献活動は企業同士の連携が必要だと思います。しかし当社は大きな組織ではないので、決断すれば直ぐ単独で実行できるという面もありますが、企業と企業のつなぎ役となるプラットホームのような装置があれば、兵庫県における社会貢献活動の促進に繋がると思います。 |
■効果(やって良かった!)、今後に向けて |
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アーモンドフェスティバルは、会社を知っていただけることが最も大きな効果となっています。また、フェスティバルに来場した家族の子どもがアーモンドの樹や花のお絵かきをし、おとなになってもそれを覚えている…。そういう「食育」にも役だっています。それらによる「知名度」の高まりは、リクルートにも繋がっています。 企業の合同勉強会等に出席した際に、声をかけられることが多くなりました。神戸にふさわしい会社の社員、という意識が高くなっており、励みにもなっています。 神戸市がアーモンドの樹を街路樹として植えられたこともありました。また、魚崎浜運河沿いにはアーモンドの並木道が作られました。アーモンドは神戸の街にすっかり定着し、アーモンドフェスティバルは神戸の春の風物詩となっており、地域の行事の一つとして定着しています。 |
<担当者の声> |
<社員等へのサポート> |
<地域との関わり> |
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「ナッツ」という会社の商品を通して、社会貢献活動を継続して行っていきます。 |
当日は全て社員のボランティアで行っています。 |
フェスティバルは年々来場者が増え、ナッツを使ったレシピの提案等もあり、参加型のイベントになっています。フェスティバルが終わっても、花を見に来る人もあり、地域の憩いの場にもなっています。 |