TOA株式会社
「音楽」と「子どもの成長」をテーマに、NPOと協働で活動を展開し人材育成に貢献している |
トライやる・ウィーク |
■活動内容:トライやる・ウィークへのアクティブな取り組み |
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当社では、トライやる・ウィークを社会貢献活動の能動的機会ととらえ、独自企画により、子どもたちと音楽との出会いの場づくりに取り組んでいます。活動内容は、自社ホールを拠点に、中学生とプロのゲストアーティストが共同で音楽作品の創作を行い、最終日に地域に向けた無料コンサートを開催し成果を発表するというものです。 2010年度までに13回実施され、各年のテーマとしてクラシック、民族音楽、現代音楽などさまざまなジャンルの音楽が取り上げられました。2010年度は、ヴァイオリン奏者をゲストに迎え、石、竹などの自然物の音と、楽器の即興演奏だけで物語を綴る音楽劇の創作に挑戦し、幻想的な舞台は好評を博しました。コンサート本番には多くの地域住民の方々が来場され、また、当社社員の観覧も多く、地域と企業の交流の場として親しまれています。 |
■社会貢献活動への思い |
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子どもたちの教育は、地域全体で取り組むべき課題だと考えています。学校や家庭はもちろん、地域資源としての企業、つなぎ手としての市民活動・NPOが協働し、地域に根ざした、地域ならではの「多様な学びの場」を創出する必要性を感じています。その中で企業が、自社の資源を有効に活用し、本業とリンクした自社らしい社会貢献活動を続けていくことは、教育への貢献に加えて、地域における自社理解を促進することにもつながります。 当社は、音のメーカーとしての資源を活かし、「音楽」を主要素とした活動を行っています。活動を体験した子どもたちが、周囲の大人も、子どもたち自身も驚くほど“変った”瞬間に、当社はこれまで何度も立ち会ってきました。当社の活動は、「音楽を教える」のではなく、「音楽に触れる」ことで子どもたち自身が「新しい自分」を見つけることをサポートする活動だといえます。 |
■効果(やって良かった!)、今後に向けて |
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何より、地域の方々に、当社を身近に感じていただけるようになりました。業務用メーカーのため、一般の方にはなじみの薄かった当社にとって、社会貢献活動を通して地域と良い関係を築けたことは、大きな喜びです。 また、活動を体験した子どもたちと当社の関係は一過性ではなく、毎年、本番のコンサートには多くの卒業生が来場し、数年ぶりのスタッフとの再会に歓声を上げています。地域の子どもたちが「また来たい」と思う企業であることを誇りに思うとともに、こうした地域密着の繋がりから、将来の「TOAファン」が生まれていくのだと感じています。 2010年には、芸術文化振興に寄与し、加えて地域活性化と次世代育成に貢献したとして「メセナアワード文化庁長官賞」を受賞。また、市民活動であるNPOとの協働に対しては、2008年「パートナーシップ賞」を受賞しました。こうした社会的評価を得たことは、当社の認知向上に大きく寄与したといえます。 |
<担当者の声> |
<社員等へのサポート> |
<地域との関わり> |
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未来を担う子ども達の支援に力を入れ、「TOA Meet! Music! Concept」と題し子どもの成長に合わせた4つの音楽プログラムを提示しています。 |
毎年のコンサートは、多くの社員が楽しみにしているほか、子どもたちに直接声をかけるなどのコミュニケーションも生まれています。 |
当社の子会社とNPO法人との協働で行っています。 |