兵庫県内の企業等が取り組んでいる社会貢献活動の実践モデル事例集です

2007年から、地元の小学校の中・高学年を対象に、ゴルフのジュニアプログラムを立ち上げています。目的は、ゴルフへの関心と興味を持ってもらい、マナーやルールの大切さを指導することです。当初は学校側の賛同が得られるか不安でしたが、反応は良好でした。実施は、春休みと夏休みで、15～20名の参加で実施しています。当日の指導はゴルフ場のスタッフで対応しており、ゲーム感覚から始めて、フェアウェイで実施までを行います。料金は無料です。教材はゴルフメーカー協賛のジュニアセットを利用しています。将来的には次世代ゴルファーの育成に繋がることを期待しています。

地元商工会の地域活性化事業に関する提案に協賛し、スナッグゴルフや町民ゴルフ大会（コンペ）にコースを開放しています。年間3回くらいの依頼があります。

ジュニアプログラムは20人弱の小規模なプログラムですが、少人数のほうが子ども達個々に指導ができ、顔が見える関係が築けます。ここが当社の良さであると思います。プログラムは、ゴルフを通してマナーを教えることに重点を置いています。今後の方向性としては、ジュニアプログラムからステップUPを図り、中学生まで対象を広げていきたいです。ただし、中学生になるとプロを目指す者もでてくるので、その時はプログラムを変える必要があります。お金のかかるスポーツや、お父さんの趣味といったイメージを払拭して、子供たちとゴルフの出会いを素晴らしいものにしたいと願っています。

社会貢献活動に関して企業間の連携は、現状ではなかなか難しい点があると思います。業界の景気も悪く、市川町のゴルフコースは弊社のみです。ジュニアプログラムはPGMグループ内でも現状130コース中40のコースが取り入れられていますが、グループ内でも温度差があります。当面は、グループ内での活動を大切にし、内から発信していきたいです。昨今は、ルール厳守やマナーの大切さが希薄になりつつあるので、再度ルールやマナーの大切さを訴求し、理解を得られるように努力をしていきます。しかし、近場で企業同士の情報交換会があれば、興味のある内容であれば参加したいです。

子どもの喜ぶ姿や、ありがとうの感謝の言葉が、従業員の満足感や達成感に繋がっています。参加をした子どもたちは、次回の開催を心待ちにしてくれています。

ジュニアプログラムは始めて3年目になりますが、ゴルフメーカーからの理解が生まれ、ジュニアグッズ、アイアン、シューズ等の無料協賛を得ています。