株式会社新宮運送
毎日行う清掃活動、リサイクルの提案、地域の環境美化が仕事の安心・安全につながる |
毎月の掃除 |
■活動内容:参加型のリサイクルシステムを開発し、環境保全活動を推進 |
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環境、リサイクル、企業責任のニーズの高まりから、参加型リサイクルシステムである「世直しREサイクルシステム」を考案しました。システムの内容は、オフィスで発生する不要なペーパーを「世直しBOX」に入れて、満杯になると当社が回収し、リサイクル工場へ搬入します。即日、「世直しBOX」のまま溶解処理され、トイレットペーパーに再生され企業に届けられます。また、即日処理することにより機密保持も万全です。ごみを、"出す"からトイレットペーパーとして"再利用"する、という発想に転換ができ、また、成果が確認できるので、削減目標も明確に設定できます。 事故のない安全輸送のためには、プロドライバーである意識が必要という認識に立ち、日常の私生活の運転も含めて、1993年1月1日から無事故、無違反4,000日を目指し、S-DEC運動(Safety pro-Drivers Endless Challenge)を全社員で取り組んでいます。開始後すでに6名が4,000日を達成しています(2009年4月現在)。また、安全第一を旨とし、万が一の場合を考えて、通常の駐停車時や荷卸し中はもちろん、高速道路のパーキングエリア等においても黄色の歯止めを使用する「イエローストッパー365日運動」を実施しています。歯止めが黄色で目立つので、取り忘れ防止にもなっています。この取組みは当社社員より提案されたものです。 |
■社会貢献活動への思い |
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企業間で連携して社会貢献活動に取り組むには、意識やスタンスの違いをフラットにする必要があると思います。中小企業の場合、大手企業と組むよりも、中小企業同士で連携していく方が効果的であると思います。経営者は自ら率先して地道な活動を実践していくことが成功するキーポイントだと思います。今後は、既存の活動を継続しつつ、子ども達のために大人が何をできるかを考えていきたいです。 |
■効果(やって良かった!)、今後に向けて |
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これまでの地道な環境への取組みが評価され、平成21年度エコドライブコンテストにおいて環境大臣賞を受賞しました。「世直しリサイクルシステム」は、ゴミの減量化に繋がり、当社の業務にはマイナスです。しかし、当社の考えに共鳴する企業も多く、社内での環境の取組みを始めたという企業もあります。 毎日の清掃活動を通して、社員自身に自分で考える力がついてきました。社員からの提案で休憩室が快適なスペースに改善されています。また、「ありがとうメッセージ」(同僚の中で感謝したい人にお礼のメッセージを書く)の取組みもおこなわれています。 |
<担当者の声> |
<社員等へのサポート> |
<地域との関わり> |
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社会貢献活動は、益はないけど意味があります。清掃活動は自分と向き合うことができる絶好の機会です。掃除に学ぶことがたくさんあります。 |
ケース・バイ・ケースで社員の社会貢献活動への支援や提案を受け入れています。最近では社員同士で考え、自主的に取り組むようになっています。 |
地域のためになることを、自分たちで考えて取り組んでいくのは、当たり前のことになっています。道路は私たちの大切な職場です。 |