兵庫県内の企業等が取り組んでいる社会貢献活動の実践モデル事例集です

昭和43年に、企業内保育所「ちびっこ園」を設置しました。子供を持つ女性が安心して働け、子供を産むことが仕事の妨げにならないように、また、女性の社会進出を予想して設置されたものであり、当社では、創業時から数多くの女性従業員が働いています。2010年現在では正社員の45％が女性です。「ちびっこ園」で育った子ども達も大きくなり、社内で活躍しています。

アンテナショップを兼ねて、地域の人々の憩いの場、立ち拠り所になればと思い、「ブンセンキッチン」を地元のたつの市及び周辺に6店舗出店しています。店舗にはブンセンの商品を展示販売するほかに、キッズコーナーを設けて親子でくつろいだり、食事ができるコーナーを設置しています。オープン時は、近隣の子供が参加する「お絵書大会」を開催し、描いた絵は店舗の外壁に飾っています。

近年は、時代が求める食品にも力を注いでいます。食事の飲み込みが困難な方でも味わえる嚥下性に優れた食品や、特許を得た健康食品「おからコロッケ」などがその一例です。また、継続している取り組みも多いです。商品である「アラ！」のピンキャップを飾るキャップ絵は、昭和50年代より子ども達から募集をしています。キャップ絵のテーマは、"ぼくのガールフレンドや私のボーイフレンド"などで、永い間お客様から支持を得ています。今後もお客様とコミュニケーションを図れる商品を継続し、社会のみんなの役に立つ会社として発展していきたいです。

社会貢献活動に関して企業間の連携は、刺激になって、新しい発想が生まれるものであれば意義があると思います。当社では商工会議所のセミナー等に参加していて、担当者間では意見交換がされています。地域のニーズに対応してきたことが、結果として社会のお役にたてており、今後も、地域社会のみんなの役に立つ会社でありたいです。

「ちびっ子園」の設置などにより、従業員が安心して働ける環境が整っているので、モチベーションが保たれています。

子育て支援や高齢化など、社会にあった商品開発に繋がっています。また、「ブンセンキッチン」の出店で、地域の方とのコミュニケーションも深まりました。