兵庫県内の企業等が取り組んでいる社会貢献活動の実践モデル事例集です

地元赤穂市の各まつりに協賛しています。「赤穂義士祭」は赤穂市最大のイベントで、2011年で108回目を迎えます。毎年義士祭が開催される12月14日は、赤穂工場は振替休日になり、社員がボランティアで企業協賛パレードに参加し、毎年50名程の社員が揃いの法被に身を包み赤穂城から赤穂駅を和太鼓演奏に合わせて練り歩きます。当日は、見物客に社名入りのボールペンやシューズクリーナー等を配り、PR活動も行っています。

また、赤穂義士会主催の「忠臣蔵検定」に当社の社員がチャレンジしており、現在総務室から3名が合格しています。

「赤穂しおばなまつり」は、商工業者と市民がふれあいを深め、地域の活性化を図ります。当社は工業部会協賛事業に参加しています。「千鳥夏祭り」は、赤穂市千鳥地区の夏祭りで、当社は地元振興のボランティアとして参加しています。会場では、ヨーヨー釣りの屋台を担当し、多くの子どもたちの人気を集めました。

毎月第2金曜日の夕方15:45から、16:45までの1時間程度、草抜きやゴミ拾い、溝掃除など清掃活動を実施しています。仕事に支障がない社員が20名程参加して、工場周辺や赤穂城周辺、義士祭のメイン通り等を清掃対象としています。また、社員からの提案で、エコキャップ運動を赤穂工場全体で取り組んでいます。ペットボトルのキャップ800個分の売却金がポリオワクチン1本分に相当します。

これからの企業の社会貢献活動は、企業同士の連携や学校等との異業種間交流が必要になってくると思います。一方で、企業は収益の安定が最重要事項であり、そこから心理的に余裕が生まれ、社会貢献活動に繋がっていきます。今後は、現在の取組みを継続し、基盤を固め、収益を伸ばし、次のステップを考えていきます。また、課題や方向性は、トップダウンだけでなくボトムアップも推進し、社員が望むものがあれば取り組んでいきます。

知名度がアップし、地域から感謝の言葉が寄せられたり、よく声を掛けられるようになったりと、励みになっています。また、当社は物づくりの会社であり、このような社員の精神的なゆとりが、安定した品質を生み出し、クレームも少なくなっています。義士祭の参加などでは、業務外で社員同士が接することで、業務上でのコミュニケーションに活かされています。