梅脇縫工所

 淡路市中村121−2

 製造(ヤングカジュアル・各種制服・縫製)

中国からの研修生を積極的に受け入れ、地域との交流にも参加させている


梅脇縫工所_活動分野 梅脇縫工所_写真
地域の祭りに参加する中国からの研修生

■活動内容:充実した海外研修生の受け入れ体制を整備

2001年よりに、中国から研修生を受け入れています。毎年実施しており、2010年時点で6名を受け入れています。期間は3年で、初めの1年間に研修、後の2年間に実習をおこないます。受け入れに当たっては、国民性や文化の違いがあり、物の見方や感じ方の調整、日本の慣習や文化を知ってもらうことからはじめます。商工会の1カ月研修で、防災や交通安全、住民票の手続きや日常の生活におけるマナーやゴミの出し方などを理解してもらいました。また、自治会長や自治会に紹介をして、地元とのコミュニケーションを図れるよう受け入れ体制を整備しました。研修生達には地域のまつりにも参加してもらっています。模擬店では金魚すくいやフランクフルトの販売、カラオケ大会や伝統芸能に参加、祭りの後の掃除など、研修生達は積極的に日本の文化に親しんでいます。


■社会貢献活動への思い

中国からの研修生の受け入れは、中国人と日本人は気質の違う面があるため、誤解がなど生じないようにコミュニケーションを大切にしています。研修生や実習生にはアットホームな付き合いを心がけました。日本を離れるときは、3年間取りためた写真やビデオをDVDに保存して、豪華なケースに収めてプレゼントをしています。3年間の思い出が一杯つまったDVDは、帰国後に家族で見てもらっており、現在も交流が続いています。中には独立をして、100名以上の社員を抱える縫製工場を経営している元実習生もいます。研修期間が過ぎて帰国しても、人としての繋がりが続くよう努力しています。


企業の社会貢献活動に関して、地域やエリアの企業同士が連携を組んで“何かをする”ことは難しいと思います。また、情報交換会は、事業主同士ではよく実施されているので、社員同士の交流会を開いて欲しいです。今後は、社員が誇りややりがいを持って取り組めるよう、地域と共に自分を磨き、共に汗を流せる社員に対して、表彰などの制度を設けることを検討しています。


■効果(やって良かった!)、今後に向けて

平成12年頃から、縫製の業界も海外生産が急増しましたが、当社では研修生を受け入れている企業に信用が集まるようになり、仕事が増えました。


研修生が会社や寮の周辺掃除をし、地域の清掃活動に自主的に参加をして地域からも受け入れられています。また、中国人の研修生を受け入れて指導することで、自分の仕事の振り返りにもなっています。


<担当者の声>

<社員等へのサポート>

<地域との関わり>

祖父の生き方、自分の若い頃の様々な経験が、中国から研修生を受け入れ、家庭的なつきあいや地域との交流を深めるという行動につながっています。

田舎のまちでは、地域の活動に社員が関わるのは当たり前になっています。

ふれあいや交流に中国人は積極的で、引っ込み思案な日本人とは対照的ですが、徐々に地域の人々も中国人に対する理解が深まり、交流を持ちたいという人が増え始めました。


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